少しずつ春の訪れを感じる今日この頃(鼻がむずむず、、、)
そんな季節にぴったり?な映画「秘密の花園」(1993年)。
原作はバーネットの同名小説(1911年)。
本を読んだことがなくても一度は耳にしたことのある作品ではないでしょうか。

物語の主人公は、わがままでいつも不機嫌そうな少女メアリー。
ある事情から、イギリスにある親戚の屋敷へ引き取られることになります。
その屋敷がまた、いかにも物語に出てきそうな古い館。
長い廊下、たくさんの部屋、そしてどこか静まり返ったような空気…。
こういう古い屋敷が舞台の映画って、それだけでなんだか心惹かれてしまいます。
そんな中でメアリーが出会うのが、長いあいだ閉ざされたままの「秘密の花園」。
最初は荒れたままの庭なのですが、物語が進むにつれて少しずつ花や緑に彩られていき、その様子がとても美しく印象的。

春の光の中で咲く花々や、緑に包まれた庭の風景はまるで絵本の世界のようです。
古い館、秘密の庭、そして子どもたちの小さな出来事。
最初はわがままで気難しい印象だったメアリーが、物語が進むにつれて少しずつ子どもらしさを取り戻していく姿がとても微笑ましく、読んでいて思わず笑顔になりました。
派手な映画ではありませんが、まるで物語の世界に入り込んだような気持ちになる作品です。
夢子は、子どもの頃に友達と一緒に作った「秘密基地」を思い出し、なんだか懐かしい気持ちになりました。
古い館や庭園、イギリスの田園風景などが好きな方には、きっと楽しめる映画だと思います。
まるで一冊の絵本を読み終えたあとのような、やさしい余韻が残る作品でした。

