この週末、久しぶり(4ヶ月ぶり?)に大好きなケーキ屋さん「アテスウェイ」に行ってきました♪
アテスウェイについてはこちらから↓
お目当ては、秋のスイーツと言えばモンブラン♡
・・・ですが、夢子が訪れた12時頃には既に売れ切れてしまったようで、この日もお目にかかることができませんでした・・・さすが期間限定&人気商品!(やはり開店すぐ、朝イチに訪れないとモンブランには出合えなのかしら;;)
そんなわけで、この日はこちらのケーキといつものようにマカロンを購入。
(我慢できずマカロンは帰りの車の中で食べちゃった夢子。)


モンブランは買えなかったけど、こちらの可愛らしいケーキもまた期待を裏切らず!とっても美味しかったです♡

そんな絶品ケーキをお供に、お家でゆっくり映画鑑賞な日曜日。
久しぶりに「眺めのいい部屋」を観ました♪

封建的思想の残るイギリスを舞台に、新しい世界に旅立とうとするヒロインの姿を爽やかに描くラブ・ストーリー。
1986年アカデミー賞三部門(脚色賞・美術賞・衣装デザイン賞)を受賞、『日の名残り』『モーリス』の巨匠ジェームズ・アイヴォリーの名を広く知らしめた。
恋に戸惑う良家の令嬢ルーシー役に、この映画が出世作となったヘレナ・ボナム=カーター、型破りな青年ジョージをジュリアン・サンズが演じた。
【ストーリー】
20世紀初頭、イギリスの良家の令嬢ルーシーは、旅先で訪れたフィレンツェで、情熱的で風変わりな青年ジョージと出会い、強く惹かれ合う。しかしそれに気付いた付き添いの従姉は、ルーシーをイギリスに連れて帰ってしまうのだった。
数ヶ月後、ルーシーは家柄の良いセシルの求婚を受け入れていたが…。
引用元:amazon.co.jp
この映画の魅力は、何といっても美しい映像!
フィレンツェの街並みや、イギリスの田園風景、クラシックなお屋敷、華やかな衣装が、まるで一枚の絵画のようにロマンチックに描かれていて、もううっとり♡
そして出演者も豪華!


主人公ルーシーを演じるのはヘレナ・ボナム・カーター。
近年個性的な役柄が多い?彼女ですが、まだあどけなさが残る姿が新鮮で可愛らしい。
堅苦しいイギリスのしきたりと、フィレンツェで知った自由な感情の間で揺れ動くルーシーの姿が繊細に描かれています。
そして、社会的な地位や建前を気にせず、自分の心に正直に生きる青年ジョージを演じるのはジュリアン・サンズ。
ジュリアン・サンズと言えば、2023年、山でハイキング中に行方不明となりその後帰らぬ人に、というショッキングなニュースが。
そのニュースを聞いた時、最初に夢子の頭に浮かんだのがやっぱりこの映画。
本当に悲しい出来事でしたが、でも、私たちはスクリーンの中で、これからもずっと彼に出会うことができるんですよね。
彼が演じたジョージのように、自由で輝く存在として、これからも私たちの記憶の中で生き続けてくれることでしょう。
そして最後に、、、こちらの本の中に、 E・M・フォースターの同名小説「眺めの良い部屋」(1908年)に触れた一説があることに気づきました。


この小説の初めは、〈風景画〉について考えるのに、とても都合がいい。
ーーー19世紀末から眺め(ビュー)を楽しむ旅、すなわち〈観光旅行〉が普及していることと、既に女性だけで泊まれるペンションが発達していることだ。もっともまだ付き添いつきではあるが。
引用元:パイインターナショナル「366日 風景画をめぐる旅」より
映画の中でも描かれているように、家柄の良い女性は常に貞淑さを求められる閉鎖的で息の詰まるような時代だったと思うけれど、そんな中でも旅を楽しむ自由はあったんだなー。
なるほど、面白い。また違う観点から見てみるとそんな見方もできるんですね!