映画『Michael/マイケル』|世界が恋したスーパースター

映画

前回の投稿から、ずいぶん時間が経ってしまいました。
6月に観た『Michael』も、ずっと気になりながらブログにできずにいて。
今さらですが、ようやく書いてみようと思います。

マイケル・ジャクソン。
もちろん知っていました。

知らない人のほうが少ないですよね。
でも夢子、実はマイケルのことをよく知りませんでした。
かというと、「スリラー」もムーンウォークも知っているし、80年代を子どもとして過ごした夢子にとって、マイケル・ジャクソンは当たり前のようにそこにいた世界的スターでした。

特別ファンだったわけでもなく、どちらかというとテレビの向こうにいる、なんだかものすごいアメリカのスーパースター。

そんな夢子が、以前からなぜかずっと覚えていたのが、「マイケル・ジャクソンはフレッド・アステアを尊敬していた」ということ。

古いミュージカル映画が好きな夢子にとって、フレッド・アステアは特別な存在。
あのマイケル・ジャクソンがアステアを敬愛していた――。
そのことがなんとなく嬉しくて、いつかマイケルについてもう少し知ってみたいと思っていたのでした。

そんなわけで今回は、マイケル・ジャクソンの半生を描いた映画『Michael/マイケル』を観てきました。


〜あらすじ〜
幼い頃から兄弟とともに音楽に親しんでいたマイケル。製鉄所で働く父ジョセフの厳しい指導のもと、兄弟グループ「ジャクソン5」として活動を始めます。

やがてその類まれな歌声が注目を集め、ジャクソンはモータウン・レコードと契約。
一躍スターへの階段を駆け上がっていきます。しかし華やかな成功の裏で、まだ幼いマイケルは父からの重圧や孤独を抱えていました。そんな彼を変わらぬ愛情で支え続けたのが、母キャサリンでした。

青年となったマイケルは、名プロデューサー、クインシー・ジョーンズと出会います。
その出会いをきっかけに、グループの枠を越えてソロアーティストとしての才能を開花させ、『オフ・ザ・ウォール』、そして『スリラー』といった歴史的なアルバムを次々と生み出していきます。

世界的なスターとなっていく一方で、マイケルの胸には、父の影、家族への愛、そして自分自身の音楽を追求したいという思いがありました。

ひとりの少年が、いかにして世界を魅了する“キング・オブ・ポップ”となったのか――。その才能と家族との関係、そして数々の名曲が生まれるまでを描いた物語です。

とにかく、お父さんのパワー、センスが、猛烈!良くも悪くも。
華やかな成功の裏で、まだ幼いマイケルは父からの重圧や孤独を抱えていたんですね。

80年代の少女にとってのマイケル・ジャクソン。
夢子にとって、マイケル・ジャクソンはちょっと不思議な存在でした。
憧れのスターだった、というのとは少し違う。

当時の夢子が夢中になっていたのは、少女漫画だったり、宝塚だったり、乙女の世界。
そんな夢子でさえ知っている。ムーンウォークも、赤い革ジャンも、あの独特な歌声も。
考えてみれば、それってものすごいことですよね。

夢子はなんとなく、マイケル・ジャクソンというスーパースターは、華やかだった80年代のアメリカという時代が生み出した人なのだと思っていました。でも、今回、映画を観ていちばん驚いたのが、ただマイケルがすごかっただけということ。

ジャクソン5で成功したあとも、そこで満足することなく、自分自身の音楽を作りたいと願う。
そしてクインシー・ジョーンズをはじめ、多くの才能ある人たちとともに『オフ・ザ・ウォール』を作り上げていく。
ちなみに『オフ・ザ・ウォール』はクインシー・ジョーンズのプロデュース作品で、ロッド・テンパートンやポール・マッカートニー、スティーヴィー・ワンダーなど多くの作家が参加していますが、マイケル自身も作曲やアレンジに深く関わっています。




歌も知ってる。ダンスも当たり前にすごい。
時代が彼をスターにしたというより、彼自身がひとつの時代になってしまったようにさえ感じました。マイケルが「Billie Jean」でムーンウォークを披露したときには、今度はアステアのほうがマイケルのダンスを絶賛したというエピソードまで。


フレッド・アステアに憧れた人が、世界中の憧れになる。
マイケル・ジャクソンという人を象徴するような話に思えました。

続編がありそう?

今回の映画は、マイケル・ジャクソンの生涯すべてを一作で描く作品ではなく、この先の物語も続いていくことが示されています。

80年代、当たり前のようにテレビの向こうにいたマイケル・ジャクソン。

知っているつもりだったけれど、大人になった今、初めて少しだけ彼のことを知ったような気がした夢子なのでした。