うたかたの恋

映画

「どこにでもついて行くわ」
「そこが帰れない所でも?」

宝塚ファンにはお馴染み?の「うたかたの恋」。
(ちなみに夢子は、紫苑ゆうさん・白城あやかさんの世代)

19世紀末に実際に起こったオーストリア皇太子ルドルフと男爵令嬢マリーの心中事件を題材としている本作品、戦前の日本では皇室のスキャンダルを扱った作品として検閲により上映禁止とされ、戦後1946年になって初めて公開されたのだそう。




〜作品紹介〜

【作品名】うたかたの恋〈原題:Mayerling〉(1936年)
※日本公開1946年

実際に起こった謎の多い事件”マイヤーリンク事件”を基に描かれた小説の映画化。
56年から69年までに3度映画化された他、同名のバレエ作品があり、宝塚歌劇団の人気演目である。

🎬1957年・・・オードリー・ヘプバーン、メル・ファーラー
🎬1968年・・・オマー・シャリフ、カトリーヌ・ドヌーヴ

主役のルドルフ皇太子は、地位はあっても心が満たされない「こじらせ皇子」感?

そんな彼が、純粋なマリー嬢と運命的な恋に落ちるのですが、妻子ある皇太子と身分違いのマリーとの関係は、当時の宮廷では許されるはずのない禁断の愛。

二人は追い詰められ、究極の「愛の逃避行」を選択してしまうのです・・・。

・・・と、映画では美しい悲恋物語として描かれていますが、実際は本当に心中だったのか(暗殺説も)?心中したかった相手はマリーではなかった?(マリー大迷惑)など、今なお謎が多い事件なのだそう。
いずれにせよ当時は大スキャンダルだったでしょうね。

事実はどうあれ、映画としては王道のメロドラマ。
ウィーン宮廷が舞台なだけに、とにかく映像が豪華絢爛!
華やかな宮殿や衣装、優雅なクラシック音楽、そしてバレエシーンなど見応え満載です♪